産後の入院中、母乳育児についてはかなりしっかり教えてもらいました。
「赤ちゃんが泣いたら授乳」
「できるだけ頻回に吸ってもらいましょう」
「搾乳機を使って母乳のリズムを作っていきましょう」
産後1〜2ヶ月くらいまでは、助産師さんから「母乳を出すための身体を作っていく」という話もよく聞きます。
ところが、3ヶ月くらいになると……。
「今から母乳メインで完母目指すのは難しいよ」
そんなふうに言われることもあるようです。
私も最初はかなり頑張っていた
下の子が生まれて最初の1ヶ月は、1〜3時間おきくらいでかなり頑張って授乳していました。
そのおかげか、最初は体重もしっかり増えていました。
ところが1ヶ月健診のとき、男性医師に
「赤ちゃんが泣かなければ、3時間おきじゃなくてもいいですか?」
と聞いてしまったんです。
すると、
「泣いてからでいいですよ」
とのこと。
「じゃあ、ちょっとラクしてもいいんだ!」
と、そこから授乳をサボりがちになりました。
すると、そこから体重の伸びがあまりよくなくなってしまいました。
2週間後の地域の助産師さんの訪問で体重増加について指摘され、その後は成長曲線のかなり下のほうを推移。
上の子もいるので、3時間おきに授乳するつもりが、気づけば4〜5時間あいてしまうこともありました。
そして、あっという間に「母乳が出づらいな」と感じるように。
ミルクをあげると「もう母乳いいかな」となってしまう
母乳が足りないかもと思って、ネットの口コミなどを見ながらミルクをあげ始めると、今度は私自身が
「もう母乳はいっか……」
となってしまう。
ミルクならどのくらい飲んだか分かるし、赤ちゃんも満足そう。
母乳は、どのくらい飲めたのか分からない。
しかも、授乳間隔が空けば空くほど、さらに出にくくなっていく感じがする。
それでも私は、母乳を完全に諦めたくありませんでした。
「母乳を続けたいなら、まずは赤ちゃんに吸ってもらうことが大事」
そんな情報を心の支えにして、できる範囲で授乳を続けていました。
結果として、4ヶ月健診では小さめではあるものの、特に問題はないと言ってもらえました🙌
私だけじゃなかった
今回この話を書こうと思ったのは、私だけが「できるだけ母乳で育てたい」と思っていたわけではなかったからです。
私を含めて、今回出てくる3人とも、ミルクを否定しているわけではありません。
ただ、それぞれに「できるだけ母乳をあげたい」という気持ちがありました。
その気持ちを持っていても、相談するタイミングや、周りから得られる情報によって、たどる道はけっこう違う。
だからこそ、今回は私ひとりの体験談ではなく、3人の体験を残しておきたいと思いました。
そんなとき、友達から聞いた話
そんな私にとって、とても印象に残ったのが友達の話でした。
その友達も混合育児をしていて、赤ちゃんが3ヶ月くらいのときに助産師さんへ
「もう少し母乳の割合を増やしたい」
と相談したそうです。
すると、
「3ヶ月だし、今からは難しい」
と言われたそう。
でも、その友達はそこで諦めませんでした。
いろいろな人の話を聞いて、自分なりにできることを試してみたそうです。
友達がやってみたこと
友達が教えてくれたのは、こんな工夫でした。
- 部屋を暗くして、授乳に集中できる環境を作る
- 1〜3時間おきに、できるだけ赤ちゃんに吸ってもらう
- それまで使っていた哺乳瓶のMサイズの乳首をSサイズに戻す
哺乳瓶ではグビグビ飲めるのに、おっぱいだと頑張って吸わないと出てこない。
そこで哺乳瓶の乳首をSサイズに戻したところ、
「哺乳瓶より、おっぱいのほうが飲みやすいかも!」
と赤ちゃんが思ってくれたのか、おっぱいを頑張って吸ってくれるようになったそうです。
そして驚いたのが、搾乳量。
以前は10mlくらいしか搾乳できなかったのが、60mlくらい出るようになったそうです。
すごい!!👏✨
しかも、赤ちゃんの体重も増えていった
さらに驚いたのが、その後の赤ちゃんの成長です。
もともとは私の子より小さかったのに、どんどん大きくなって、気づけば私の子より大きくなっていました。
友達自身も、
「母乳の割合を増やしたら、ミルクより体重が減ると思っていた。でも逆に、増えるのが早くなった」
と話していました。
もちろん、体重の増え方には個人差がありますし、頻回に授乳したことなど、いろいろな要因があると思います。
それでも、
「3ヶ月だから、もう母乳は増やせない」
と一度言われたあとでも、本人が諦めずに試したことで、母乳の割合が増えていった。
これは私にとってかなり大きな話でした。
なぜ「3ヶ月から母乳を増やしたい」という相談は少ないのか
ここは私なりに考えたことなのですが、助産師さんが「母乳を増やすためにミルクを減らしてみましょう」と簡単には言いづらい理由もあるんじゃないかなと思っています。
何より大切なのは、赤ちゃんがちゃんと栄養をとって、健康に体重が増えていくこと。
「母乳を増やしたい」という希望があっても、今の体重や発育状況を見ずにミルクを減らすことはできません。
だから、赤ちゃんの健康と体重増加を第一に考えれば、まずは安全に栄養を確保する方向のアドバイスになりやすいのかなと思います。
そして今は、職場復帰するママも多いですよね。
別の友達も去年、助産師さんの母乳外来で、
「最近は、ミルクを飲めないという相談は来るけれど、母乳を増やしたいという相談はあまり来ない」
と言われて、どうしたらいいのか困っていたそうです。
「母乳を増やしたい」というニーズそのものが、昔より見えにくくなっているのかもしれません。
産後すぐは「母乳を増やそう」と教わるのに
産後の入院中は、あんなに
「赤ちゃんに吸ってもらいましょう」
「頻回授乳しましょう」
「搾乳して母乳のリズムを作りましょう」
と教えてもらうのに。
産後1〜2ヶ月くらいなら「母乳のリズムを作っていきましょう」と言われる。
でも3ヶ月を過ぎると、離乳食開始まであと少しという時期でもあります。
だからなのか、「今から母乳を増やしたい」という話は、あまり表に出てこないのかもしれません。
私も「授乳に集中しよう」と思った
友達の話を聞いて、私も
「授乳するときは、もう少し赤ちゃんが母乳に集中できる環境を作ったほうがいいのかな」
と思いました。
……思ったんですが。
現実の私はというと、授乳しながらテレビを見たりしています😂
そして今は、下の子に授乳しながら、上の子が「PCゲームやりたい!」と言うので、利き手とは反対の手でマウスを操作して相手しています。
利き手は授乳中の下の子を支えているので、反対の手でカチカチ……。
その間、私の頭の中はこんな感じ。
「夕飯どうしよう……」
「大人はCOOPの乗せるだけビビンバでいいとして、上の子は麻婆豆腐作るかぁ……」
「味噌汁の具どうしよう」
「あ、調味料調べなきゃ」
「金曜だ。洗濯物多いな……」
「バスタオルも洗っちゃったから、パパが帰るまでに乾燥させなきゃ💦」
……。
全然、授乳に集中してない🤣
「母乳を増やしたい」と「無理をする」は別
今回、友達の話を聞いて私が一番思ったのは、
「3ヶ月だからもう無理」と最初から諦めなくてもいいのかもしれない。
ということ。
もちろん、赤ちゃんの体重や健康状態を見ながら、必要なミルクを勝手に減らすという意味ではありません。
母乳を増やしたいと思ったら、まずはその希望を助産師さんや医師に伝える。
そして、赤ちゃんの発育を確認しながら、自分にできる方法を相談する。
それでも「もう無理」と言われたら、そこで完全に諦めるのではなく、別の人の経験を聞いてみる。
そんな選択肢もあるのかもしれません。
母乳育児は「できる・できない」の二択じゃない
母乳だけで育てる。
ミルクだけで育てる。
母乳とミルクを組み合わせる。
どれが正解ということではないと思います。
でも、もし本人が
「もう少し母乳をあげたい」
と思っているなら、
「3ヶ月だからもう遅い」
と、その気持ちまで諦めなくてもいいのかもしれない。
今回友達の話を聞いて、私はそんなふうに思いました。
私自身も、これからどこまで母乳を続けられるのかは分かりません。
でも、上の子のときに「もっと母乳をあげたかった」と思った経験があるからこそ、今回はできる範囲で粘ってみたい。
家事を完璧にしなくてもいい。
テレビを見ながら授乳してしまう日があってもいい。
上の子のゲームを反対の手で操作しながら授乳する日があってもいい😂
それでも、続けたいと思っているなら、続けてみる。
「諦めない」と「頑張りすぎる」は違うから。
赤ちゃんの成長を一番に考えながら、できる範囲で。
「母乳を増やしたい」と「無理をする」は別
母親の「こうしたい」も大切にしていい
育児って、赤ちゃんの欲求を満たすことだけではありません。
母親も、自分の人生の時間や労力を使って育児をしています。
だから、赤ちゃんの健康や成長を一番に考えながらも、「私はこうしたい」という自分自身の欲求も、満たしてあげていいんじゃないかなと思っています。
私の場合は、それが「できるだけ母乳をあげたい」という気持ちでした。
母乳でなければいけないわけではないし、ミルクを使うことが悪いわけでもありません。
でも、本人が「母乳をあげたい」と思っているなら、その気持ちまで「赤ちゃんのために諦めなきゃ」としなくてもいい。
赤ちゃんのために頑張ることと、自分の望みを大切にすることは、両立していい。
だって、育児をしている母親自身も、育児の当事者だから。
「赤ちゃんのために」だけじゃなく、自分がどうしたいかも、少しくらい大切にしていい。
私はこれからも、無理しすぎない範囲で、母乳育児を諦めずに続けてみようと思います🪼💕
※この記事は私自身と友人の体験談をもとにしたものです。母乳量や体重増加には個人差があります。ミルクを減らす・授乳方法を変更するなどは自己判断せず、赤ちゃんの体重や発育を確認しながら、医師や助産師などに相談してください。

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